「#不登校は不幸じゃない」イベントに参加!出てきた悩みや問題点を紹介します

オピニオン

こんにちは、たこわさびです

本日(2018/08/19)は小幡和輝さんが発起人となった「#不登校は不幸じゃない」のイベントに参加してきました。

これは不登校の子どもをもつ保護者や不登校経験がある人との座談会などでその経験や話し合いなどを行う場です。

なんと、全国100ヶ所で同時開催されるというビッグイベントなのです。

しかも全国の有志たちが立ち上がり、それぞれの主催や個性あるイベントを行うという全国的なムーブメントです!


私はこのイベントに不登校経験者として参加し、保護者や関係者の方と様々なお話をさせてもらいました。

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やっぱりそれぞれ向き合っていることや考えていることは様々で、一人ひとり違った悩みを抱えているということや情報を共有するということの重要性を感じることができましたのでここで一部紹介させてもらえればと思います。

 

「#不登校は不幸じゃない」で浮き彫りになった問題

私が参加した会場では様々な方が集まっておられました。

・不登校当事者
・不登校児の保護者
・元学校教師
・市の職員
・児童福祉ボランティア
・児童福祉施設運営者

など本当に多岐にわたる方々でした。

そんな中、あまり表立って話されないことやあまりにもリアルすぎる内容など本当に踏み込んだ内容でやはりリアルに勝るものは無いなというほど濃いものでした。

そこで浮き彫りになった問題にはこのようなものがありました。

 

不登校の実態

不登校の定義は
「不登校」を連続又は断続して年間30日以上欠席し、「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況である(ただし、病気や経済的な理由によるものを除く)」もの
とされています。

この定義のもとで文部科学省の調査では全国の不登校の人数は約122,897人としています。
(参考:http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2016/08/01/1374856_2.pdf)

 

しかし、今回の話し合いでは
「この人数は実態を反映していない!」
「学校に行けなくて悩んでいる子どもたちはこの3倍以上はいる!!」
という話になりました。

というのも、学校や文部科学省は不登校の定義である「年間30日以上欠席し」という部分を利用して保健室登校や学校の校門まで来た子に対しては出席扱いとして不登校の人数には含めていないのです。

また、「発達障害」である児童生徒に対しては欠席した場合「病欠」扱いとなり、これもまた不登校の定義には当てはまりません。

 

つまり、「不登校の人数=学校に行けなくて悩んでいる子どもの人数」ではないのです!!

このような数字マジックにより、全体の児童生徒の割合における不登校の人数は少ないように見せているのですが、実際はもっともっと悩んで戦っている子どもたちはいるのです。

 

「学校に行きたくない!」「嫌だけど我慢して行っている!」などの悩みを抱えている子どもたちはきっと全国にたくさんいます。

そういった子どもたちに対して支援が必要な段階になってきおり、もはや「学校に行きたくない!」という子どもは少数派ではないのです。

 

発達障害との関係

先ほども例に上がりましたが、「発達障害」も不登校とは身近な問題です。

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周りの理解がなかったり、能力の偏りによる適応問題により学校に馴染めない子どもはたくさんいます。

しかし不登校の定義により不登校の人数に含まれていなかったり、周りの理解のなさから悩み苦しむことも少なくありません。

「合理的配慮」という言葉もありますが、まだ多くの人に浸透していません。

さらに「合理的配慮」を本人が受け入れられない場合もあります。

これらのことから「環境に適応すること」や「個性として受け入れること」の難しさも問題を複雑にしています。

「発達障害」は対人関係や勉強などにおいて、本人に多大な負荷をかけることが多くあります。

その負荷がしんどくて学校に行けなかったり、必要以上に頑張ってしまい体力気力を使い果たしてしまいます。

「発達障害の子どもたちに対する合理的配慮」に関して考えていくことも、不登校の問題を改善していくために必要なことでした。

 

保護者への負担

不登校になると、本人が悩むことはもちろんのこと保護者の方も本当に悩まれています。

「そんなに学校に行きたくないなら、行かなくてもいい。でも勉強もあるし…」
「学校に支援を頼んでも適切な支援を行ってくれない」
「子どもの将来を考えると不安で仕方がない」

などその悩みは本当に様々です。

でも当たり前ですよね。

かわいい我が子なんですから悩んで当たり前です。

それでも答えが出ないから悩むんです。

私も不登校になって本当に両親を悩ませました。

「どうやって学校に行かせようか」
「学校に行かなくていいけど、じゃあ勉強はどうしようか」
「どこか子どもにあった環境があるんじゃないか」

保護者が考えなければならない悩みは本当にたくさんあります。

こういったことを共有できる場っていうのも実は少ないんですよね。

そういったことも保護者の方を悩ませている一つの理由であると今日はっきりと分かりました。

だからこそ、今日のイベントでは同じような境遇の方や理解ある方の集まりということで本当にトークがみなさん止まりませんでした。

13:00~17:00までの時間でしたが、休憩も挟まず話していたぐらいです。

こうして話せる場というのは実は求められているニーズなんですね。

 

浮かび上がってきた必要なもの

こうした話し合いの中で、今の学校事情や不登校に対しての問題点や必要なものも浮かび上がってきました。

・学校以外のコミュニケーションの場
・保護者どうしの情報交換の場
・学校や地域の理解と支援

 

学校以外のコミュニケーションの場

子どもたちにとっての問題点は、堂々と通える場が「学校しかない」ということです。

何をするにしても「学校に通っていること」が前提となっています。

外に出るにしても学校のある時間帯に外に出ていれば冷たい目で見られますし、外部の習い事などに通っても学校に通っていることが普通というような捉え方をされるので、学校に通っていないと社会に参加できないんですよね。

これでは、学校以外で友達を作る機会が圧倒的に少なくなってしまうのです。

すると家に引きこもってしまったり、外に出ることも少なくなってしまいます。

そうなるといい事は一つもありません。

気持ちが落ち込んでしまったり、体力が落ちたり、友達を作ることが苦手になってしまったりと悪循環に陥ります。

そのためにも不登校を受け入れてくれて、どこかのコミュニティに参加できるということは非常に大きなことです。

やはり人間は社会的な生き物なので、どこかのコミュニティに属さなければ生きていけませんし幸福感も得られません。

そういった意味でも「不登校でもいい!」と言ってくれるコミュニティや学校以外の受け皿が必要です。

 

保護者どうしの情報交換の場

今回のイベントで全員が感じたことは「言いにくいことでも話したり相談できる場が必要」だということでした。

保護者同士話すだけでもストレスの解消や悩みの共有などで「悩んでいるのはひとりじゃない」と思えることもできますし、「こんなのもあるよ~」と助け合うこともできるんですね。

今回のイベントで初めて会ったにもかかわらず、いろいろな助けやコミュニティなどの情報交換をみなさんがしていることがとても印象的でした。

皆さんの話を聞いていると、こういったことができることってやはり少ないようですが、確実に必要なことです。

子どもの支援の場も必要ですが、実は大人の支援の場も必要なんですよね。

大人だって疲れちゃいますから。

 

学校や地域の理解と支援

あとは、やはり不登校の問題なので学校や地域の理解ですよね。

子どもたちにとってどんな大人や先生と接するかによって全く違います。

学校の対応や自治体の対応一つで本人も家族も救われたり、またその逆も大いにあります。

いかに子どもたちに必要な支援を行っていけるか、大人の立場からの判断ではなく、子どもの目線で必要な支援を行ってもらいたいです。

日本の組織はトップダウン方式がほとんどですから、トップの方の理解度によって支援に差が大きくうまれます。

願うならば、そういった理解度の差はなくし、高いレベルでの支援の判断がなされるような社会にしたいものです。

そのためにも私も情報発信という手段で訴えかけていきます。

 

まとめ

本日私はこのイベントに参加して本当に良かったと思います。

実は参加しようか悩んでいたんですが、参加してよかったと思える一日でした。

様々な立場の方からお話を聞いたり、自分の考えを整理することができてこの問題の大きさに直面しました。

正直、この記事もうまくまとめられていないというか、これだけでは全てを伝えられていないと思うのでとても悔しいのですが、自分のライティング力を上げてリライトというアップデートをしていきます。

全国ではどのような会になったのか、どんな話し合いや企画がされたのかとても気になるので、また紹介できればと思います。

最後に、不登校に悩まれている方は全国にいらっしゃいます。

なにせこのイベントが全国100ヶ所で行われたわけですから、それだけ全国に悩まれている方がいらっしゃるということです。

しかし、裏を返せばそれだけ仲間が多いということ。

悩んでいる人が多いということです。

不登校はもはや少数派ではありません。

そういった方々と力を合わせていけばきっと解決策は見つかるはずです。

そのためにも私は情報発信を続けていきますし、なにか力になれないか行動していきます。

そしてこの企画の発起人である小幡和輝さん、主催された全国の方々、そして参加されたみなさま本当にありがとうございます。

 

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こちらは私がこのイベントを知るきっかけになった本です。

不登校に対する考え方が変わりました。

このイベントの発起人である小幡和輝さんの著書です。

不登校に対する考え方を変えてくれます。

書評記事はこちら

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