教師は授業をやめたらいい。学校のブラック化を引き止めるために

オピニオン

こんにちは、たこわさびです。

最近よく学校や教育関連のニュースを目にして「教育業界はブラックである」ということが問題とされています。

学校で配られた『典型的な教員の1日』がブラックすぎると話題に

 

確かに現代の教師の仕事はあまりにも多く、多岐に渡ると思います。

授業や校務分掌(学校運営のための仕事)、部活、保護者対応、いじめ問題、個にあった指導、地域との関わり、職場でのコミュニケーションなど挙げればキリがないほどしなければならないことが山程あり、時間がいくらあっても足りない状況です。

今や教師の仕事は「教育」ではなく、「子どもたちの管理だ」と言われていることもあります。

そこで私はふと思ったのですが、「教師は授業をやめてみたら?」ということです。

(今回の記事は完全に個人の主観です)

 

教師にとって授業の負担があまりにも重い

「教師は授業で勝負する」と言われています。

授業は大切なものであり、子どもたちは学校に「授業を受けに来ている」といっても過言ではないほど、授業は大切なことです。

子どもたちの学力を伸ばすためにも授業は必要不可欠です。

しかし、それでも私は「教師が授業をする必要はない」と思っています。

もっと言えば、「同じような授業をたくさんの教師がする必要がない」と考えています。

日本の教育とは、「質の均等化」を大切にしています。

ですので、基本的な教育ほどみんな必ず受けているはずです。

「分数の授業はなかった」とか「面積は全くやらなかった」という人はいないはずです。

理解できたかどうかは置いておいても、授業は受けたはずです。

しかし、みんなが受ける同じような内容の授業をたくさんの教師が準備し、それぞれの時間を使って用意する必要があるでしょうか?

結局、結論はどの授業も同じはずです。

どの教師が教えても「通分は分母を揃えること」や「三角形の面積の求め方は底辺×高さ÷2であること」は変わらないはずです。

説明の仕方は人それぞれだとしても、結論は「三角形の面積が底辺×底辺÷3」などにはならないはずです。

そういう意味では、授業は誰がやっても変わらないものではないでしょうか。

授業は動画で十分

人によって教え方の上手い下手があると思います。

そこが教師の腕の見せどころでしょう。

しかし、そんなスペシャリストな教師の方々でも得手不得手はあるはずです。

もっと言えば、授業の上手い下手もあるはずです。

全部上手であることは言うまでもないでしょうが、教師も人間です。

誰しもがそんなスーパー教師になれるとは思えません。

ただでさえ、忙しい毎日なので、授業について勉強したり、研究する時間もかなり少ないはずです。

その事によって被害を被るのは紛れもなく子どもたちです。

それならば、いっそのこと、その分野を教えるのが得意な先生や、専門知識のある先生の授業を全国の学校で見れるようにして、その動画を視聴する方がよっぽど子どもたちのためではないでしょうか。

そうすれば、わかりやすい授業を受けることができますし、教師も授業を準備する時間がなくなり、時間的余裕が生まれます。

そのため、私は動画による授業、すなわち「動画授業」がこれからの学校教育に取り入れていくべきだと考えています。

 

動画による授業はメリットばかり

「動画授業」はメリットがたくさんあると思います。

動画授業のメリット
・全国で同じものが見れる
・各単元の専門家や教えるのがうまい教師の授業が見れる
・レベル別に動画を用意することができる
・家でも視聴可能にすれば、いつでも予習・復習が可能
・早送り・巻き戻しが可能
・教師の仕事の負担が減る
・学校を欠席しても家で授業を見ることができる
・不登校などで学校に通えなくても、授業を受けることができる

このようにメリットを挙げようと思えば、たくさんのメリットを挙げることができます。

動画授業にはたくさんのメリットがあるのです。

 

教師は授業中になにをする?

 

もちろん、これは「教師の授業放棄」ではありません。

子どもたちがわからない事があれば、動画を止めて詳しく説明したり、もう一度動画を見せて定着を図ったりすることも必要ですし、子どもたちがどのような様子なのか冷静に把握することも可能になるはずです。

騒いでいれば注意もできますし、個別に対応することも可能になるわけです。

これは現場にいなければできないことですし、児童生徒を理解している担任の先生でなければできないことです。

そのため、授業のための環境整備や、児童生徒へのきめ細やかなケア、年間計画に基づいた授業動画の選択などは教師が行うべきものです。

主体的・対話的で深い学びによりコミットできる

基礎的な内容は動画でもよいかもしれません。

しかし、本当に大切なことは「基礎・基本的な内容のその先」であると私は思います。

これは学習指導要領にも示されていることで、かつて「アクティブ・ラーニング」と言われていたものですが、今重視されている教育は「主体的・対話的で深い学び」です。

これは「自ら学習しようとする意欲」や「対話や討論などを通じた理解」「表面的でなく、より深い内容を学ぶ」といったことなど、その思考力判断力表現力などの能力の育成を期待して、設定されています。

ただそうは言っても、現実問題としてそこまで手が回っていない状況が今の教育現場ではないでしょうか。

ですが、授業を動画で行うことにより、教師の仕事の負担は減り、「主体的・対話的で深い学び」のための準備を行えるのではないでしょうか

具体的には、5回で内容が終わる内容の動画があるとするならば、5回のその動画の授業を見せ、その後6回目の授業で習った内容についての討論などを行わせればどうでしょう。

これまでであれば、計6回分の授業を用意しなければなりませんが、動画授業を用いれば1回分の授業準備で済みます。

しかもこれまでよりも深い内容につなげたり、子どもたちの思考力、判断力、表現力を育成する場を設定することができます。

また授業の過程でわからない内容があっても、該当する部分の授業をもう一度見て復習したり、討論に向けて動画を見て復習するなどもできるでしょう。

つまり、教師にとっても負担軽減のメリットがあり、子どもたちにとっても苦手解消、より深い学びにコミットするというわけです。

 

すでに学校現場以外では実用化されている

この動画による授業は有名な塾や予備校、さらにネットサービスなどで実用化されていることです。

むしろ教育に最も力を入れなければならない学校が、最も教育に対して遅れているという大きな問題であるとさえ私は捉えています。

教師や子どもたちに対してもこんなにメリットの多い動画授業はこれからの学校教育にとって必要なものになると思います。

きめ細やかな教育を教師に求めるのであれば、なおさらです。

教師の負担を軽減し、子どもたちへのケアをより充実させるならば、授業を動画で行うことが必要です。

 

ICT教育の推進にもなる

ICT教育が提唱されて久しいものです。

今ではあまり、話題になることは少ないかもしれませんが、これからの情報社会を生き抜くためにはICT教育は必要不可欠です。

この動画授業もタブレットやICT機器を用いることになるので、ICT教育と結びつきますし、自宅での勉強に応用すれば自学自習能力を伸ばすことができます。

タブレットを配布して、ハイ終わり。ではなく、実際に必要とされ、有用なICT教育を提供していくべきではないでしょうか。

まとめ

今回、アイデアとして書かせてもらった「動画授業」ですが、これからの教育を充実させていくには絶対に取り入れるべきです。

教師の負担が増えている現状で、より良い教育を提供することができるはずがありません。

かつてに比べて、教師の仕事量が増えたのならば、どこかで仕事量を減らさなければ、教師の身体と精神はもちません。

このままでは、日本の教育は衰退していくばかりです。

そんなことは絶対にあってはならないことなので、これからの日本の教育を確かなものにするためにも「動画授業」は必要なものとなるでしょう。

コメント