「療育」ってなに?その指導や支援方法について

発達障害

こんにちは、たこわさびです。

今回はあまりなじみがない「療育」というものについて説明したいと思います。

 

「療育」とは?

 

「療育」とは、「医療」「教育」を連携させて行う指導法のことで、通常の「医療」や「教育」よりもお互いの特性を組み合わせて、より子供たちにあった支援を行うことです。

また宮田広善氏によると「療育とは障害のある子どもとその家族を援助しようとする努力のすべて」であると言われています。

ただし、「療育」について、はっきりとした定義があるわけではなく、使われる文脈によって意味も多少変わりますし、必ずしも「医療」と「教育」の両面が揃っているわけでもありません。

医療的知識も含めながら教育を行う、というような場合でも「療育」という言葉が使われたりします。

この医療的知識とは、医師による診断や支援方法を基にした指導や薬との併用によって指導効果を上げることを目的としているなども含まれます。

 

「療育」は「子ども」と「その家族」のためにある

発達障害である子どもたちにとって、またその家族にとって支援の方法や障害に対してどうすればよいかと悩むことがほとんどです。

周りからの理解がないために、「愛情がない」「しつけがなっていない」などと思われることも少なくありません。

しかし、ここで断言しますが、そんなことは決してありません。

 

現在の社会においてその支援体制や理解がまだ十分といえるほどされておらず、周りからの評価やいわれることは一言でいえば「理解不足」
この一言に尽きます。

そのため、本人だけでなく、家族や周りの人まで悩んでしまうのです。

子どものために毎日必死に向き合っている家族の方も少なくありません。

しかし、それが報われるためには時間がかかったり、ほんの少しずつの変化であるために実感しにくいというのが現状です。

それらを支えていくのが「療育」です。

 

「療育」は治療ではなく、指導や支援のこと

これまで「療育」について説明をしましたが、「療育」とは治療のことでありませんので発達障害そのものが治ることはありません。

というよりそもそも発達障害は病気ではないので治るものではありません。

それよりも「発達障害とどう向き合うか」ということに重きを置いています。

発達障害という特性によって今後も悩むことや苦しむことがあるかもしれません。

その時にどう対処するか、それまでに自分に合った方法を見つけておくことのほうが重要です。

「療育とは子どもや家族を支援すること」です。

専門家やチームによって本人にとって最適な支援方法を探すことを目的としています。

 

主な指導・支援方法

発達障害であっても、自閉症なのか、ADHDなのか、LDなのか、はたまたどのような困りごとがあるかによって支援方法は当然変わります。

代表的なものでいえば

・TEACCH(ティーチ)
・感覚統合療法
・ABA(応用行動分析)

などがあります。

それぞれ支援方法には特徴があります。

TEACCH
自閉症スペクトラムの子に用いられることが多くその特徴は「構造化」です。
視覚情報が優位になりやすい特徴があるので、「構造化」用いることによって、時間・空間・手順を視覚で認識できるようにします。
感覚統合療法
感覚過敏の子どもに対して、遊びを通して五感を適切に感じられるように「刺激」と「脳の働き」を統合させる
ABA
子どもの行動をよく観察し、適切な環境を整えたり、かかわりで接することにより「好ましい行動」を増やし「好ましくない行動」を減らしていく指導方法
スキナーが提唱した心理学的アプローチを用いることが特徴

 

「療育」を受けるには?

「療育」は様々な場所で行われていますが、地域の福祉サービスで受けられることも多く、乳幼児健診の際や医療機関などでアドバイスを受けられる場合も多いです。

「療育手帳」を取得することにより、無料もしくは1割ほどの負担でサービスを受けられるところもあります。

地域ごとによってサービスの内容や施設などは様々です。

ホームページや役所の福祉課や自動化、子育て支援センターや発達障害者支援センターなどへ問い合わせてアドバイスをもらうことも有効です。

 

「療育」は家族にとっても必要

専門家による「療育」は子どものためだけのものではありません。

「療育とは障害のある子どもとその家族を援助しようとする努力のすべて」です。

悩んでいるのは子どもだけでなく、家族も悩んでいます。

療育施設はそういったことはよく理解されていますから、「子どもとどう接したら良いのか」、「家族が悩んでいることはなにか」、「これからどのように支援していくか」などの相談にも乗ってくれます。

専門家の方と考えを共有することや、悩みを理解してもらうことは「一人ではない」という意識をもたらしてくれます。

「自分の子どもだから」と一人で背負うのではなく、少し手助けをもらうことも必要なことです。

 

自分たちにあった療育機関を探そう

地域によりそのサービスは様々です。

また同じ地域でも様々なサービスを行っているところもあります。

大切なのは「本人や家族にとって合うところはどこなのか」を探すことです。

療育機関も一つではありませんし、考え方が全く同じというわけではありません。

厳しいところもあれば、規模は小さくても寄り添いながら支えてくれるところもあります。

「信頼できるところ」「一緒にがんばれそうなところ」を探すことが、子どもにとっても、家族にとっても明るい未来のために少しでも自分たちに合うところを探しましょう。

コメント