「発達障害」とは?

発達障害

こんにちは、たこわさびです。

私は現在、児童指導員として働いています。

その仕事柄、「発達障害」の子どもたちと多く接しています。

ですが、「発達障害」の言葉は少しずつ有名になってきていますが、「発達障害とはなんだ?」ということはまだあまり多くの人から理解はされていないと思います。

なので、今回は「発達障害とはなんだ?」ということを説明していきたいと思います。

発達障害って?

発達障害という言葉、最近よく耳にするようになりましたね。

また、「大人の発達障害」というものも注目され始めてきています。

ですが、「発達障害」とは一体、どういうものなのでしょうか。

発達障害は、生まれつき脳の発達が通常と違っているために、幼児のうちから症状が現れ、通常の育児ではうまくいかないことがあります。成長するにつれ、自分自身のもつ不得手な部分に気づき、生きにくさを感じることがあるかもしれません。
ですが、発達障害はその特性を本人や家族・周囲の人がよく理解し、その人にあったやり方で日常的な暮らしや学校や職場での過ごし方を工夫することが出来れば、持っている本来の力がしっかり生かされるようになります。
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_develop.html

発達障害の種類

日本において、発達障害は「発達障害者支援法」によって定められています。

そこでは、「『発達障害』とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう。」とされています。さらに同法の施行について文部科学省から発せられた文書では「てんかんなどの中枢神経系の疾患、脳外傷や脳血管障害の後遺症が、上記の障害を伴うものである場合においても、法の対象とするものである」とされています。

そこでも代表的なものは

  • 自閉症スペクトラム(ASD)
  • 注意欠陥多動性障害(ADHD)
  • 学習障害(LD)

とされています。

ここでは、その3種類について説明していきたいと思います。

自閉症スペクトラム(ASD)とは

自閉症スペクトラム(ASD:Autism Spectrum Disorder)とはアメリカの『精神障害の診断と統計マニュアル』第5版(DSM-5)において、「自閉症、アスペルガー障害、広汎性発達障害、小児期崩壊性障害などを含み、「社会的コミュニケーションの障害」と「限定された興味」の2つを満たすものである」とされている。

スペクトラムとは「連続性」という意味で、各障害や症状を含んでいたり、障害の程度に強弱の個人差があり、明確に区別できるものではないため、「連続性のあるもの」として捉えられています。

注意欠陥多動性障害(ADHD)とは

注意欠陥多動性障害(ADHD:Attention Deficit/Hyperactivity Disorder)とは、「年齢あるいは発達に不釣合いな注意力及び衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。また、7再以前に合わられ、その状態が継続し、中枢神経系いに何らかの要因による機能不全があると推定される」ものです。

自分では行動を抑えることが難しかったり、気づいていない場合も多いので、場面にそぐわない行動をすることもあります。

学習障害(LD)とは

学習障害(LD:Learning Disability)とは、「基本的に全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を示すものである。学習障害は、その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接的な原因となるものではない。」とされています。

学習障害が誤解されやすいことは「知的障害とは異なる」ということです。

知的障害は「全般的に知的発達が遅れている」ということに対し、学習障害は「一部の能力だけに困難がある」という違いがあります。

例えば、「話しているときは問題ないのに、漢字を書くことが苦手」とか「文章は理解できるのに、計算だけが苦手」など能力にばらつきがあり、その状態は様々です。

「発達障害」は治るのか?

そもそも、「病気」とは異なるので、「治る」という概念はありません。

「病気」というものは、例えばウイルスに感染しているとか、特定の場所で問題が起きているなどの「原因を特定できるもの」です。

しかし、障害というものは「状態」を捉えていることが多く、原因が不明なものがほとんどです。

また、ウイルスに感染して、発達障害になっているわけでもないので、特効薬などはありません。

そのため、「治る」という概念は捨ててください。

大切なことは「障害とどう付き合っていくか」です。

障害があることによって、困ることはたくさんあります。

しかし、それは程度は違えど、人間みんながもっている「苦手」という意味でも捉えることができます。

いかにして、「障害と付き合い、自分が生きやすいようにするか」これこそが向かい合うべき問題なのです。

障害や個人ごとにその特徴は様々ですし、それに対する対応も様々です。

同じものなどありません。

乗り越えなければならないこともたくさんあります。

ですが、大切なことは「本人がどうすれば生きやすくなるのか」ということ。

このことを第一に念頭に置き、「治す」のではなく、「どう付き合うか」これこそが障害と向き合う第一歩です。

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