自閉症スペクトラムとは?自閉症とは違うの?

発達障害

こんにちは、たこわさびです。

皆さんは、自閉症スペクトラムという言葉をご存知でしょうか?

最近、よく取り上げられるようになった「発達障害」のうちの一つを指す言葉です。

自閉症スペクトラムとは

自閉症スペクトラム(ASD:Autism Spectrum Disorder)とは、自閉症やアスペルガー症候群などの類似した症状のものを統合したカテゴリー的な診断名です。

自閉症スペクトラムの原因は、はっきりとはわかっていませんが、現在言われているのは「何らかの脳機能障害」であるということ。

そのため、昔から言われている「愛情不足」や「親の躾不足」などといったことではありません。

スペクトラムとは

ちなみによく出てくる「スペクトラム」という言葉ですが、これは「連続体」という意味です。

例えば、「インフルエンザ」のようにはっきりと原因がわかっていたり、症状が同じようなものは、病名をつけることができますが、原因がわからなかったり、個人差が大きいものは、はっきりと病名で表すことが難しいのです。

そのため、「スペクトラム=連続体」という表現にし、その特徴が似ているものをまとめることによって、診断をしやすくしたり、支援を行いやすくすることが目的です。

そのため、「自閉症スペクトラム」と一言で言われても、主な特徴や傾向は把握できますが、実際には本人が何を苦手とし、何に困っているかは人によって様々なのです。

「自閉症スペクトラム」と「自閉症」は何が違うの?

「自閉症スペクトラム」と「自閉症」は異なります。

「自閉症スペクトラム」とは似た症状をカテゴライズ化しているという意味合いが強いです。

それに対し、「自閉症」とはその中でも

 

1.「社会性と対人関係の障害」

2.「コミュニケーションや言葉の発達の遅れ」

3.「行動や興味の偏り」

 

が強く表れているものを指します。

これは「ウイングの3つ組」と呼ばれる自閉症の特徴を表した3つです。

これらの症状の強弱によって診断名が変わったりします。

例えば、2の「言葉の発達の遅れ」がないのであれば「アスペルガー障害」という診断に変わったりもします。

このように「自閉症スペクトラム」は自閉症の特徴やその強弱をも含む、カテゴリー名のような診断名であるのに対し、「自閉症」はその中でも「ウイングの3つ組」の要件を満たすような症状を表しています。

例えば、「風邪」と診断されても、それが「鼻水が出るもの」なのか「喉が痛い」のか「熱があるのか」のような違いですね。

この場合、「風邪」が「自閉症スペクトラム」で、他の様々な症状によって、「自閉症」や「アスペルガー障害」なのかに分けられるというようなイメージです。

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